届いたときに触れるプックリした独特の質感。手にして初めて分かるタイルの柔らい感じ。

大切な家の玄関でいつも迎えてくれる表札、家のお気に入りの場所に置かれた時計。

毎日忙しかったり、気になることがあったり、なかなか落ち着かない時間を過ごす中で、ふと目に入った時にホッとする。そんな安らぎを感じられる瞬間に役立てられたらいいなというのがタイル工房コルメーナの願いです。

暮らしの中で癒やしとなってくれるもの、それが私が作りたいタイルです。

私の作ったタイルが、光の当たり方やその時の気分によって表情が変わり、毎日、生活にちょっとした発見があり、笑顔を届けられますように。

想いに応える

”引っ越す事になったので、また同じものを作って欲しい。” と10年前に表札を購入してくださったお客様から連絡をいただいたり、”娘が結婚するので、新居の表札をお願いしたい。”と注文をいただいた時は、この仕事を長くやっていて良かったと心から思う瞬間です。

表札は日本人にとって、とても思い入れのあるもので、マイホームの顔となる表札はこだわりの1枚を、と思われる方が多くいらっしゃいます。

この表札を見つけてよかったといっていただけるように、ご希望の仕上がりとなるよう1枚1枚、丁寧にお作りしてお届けしています。

表札下書き

妥協しない

タイルの上に鉛筆で図案を書き、釉薬をスポイトで乗せていきます。

届いて手にとった時に、「思っていたよりずっといい」と感じてもらいたい。

いつもそれを意識し、品質の均一と仕上がりの美しさにこだわり、常に妥協することなく、ものづくりに向き合っています。

タイル表札 修正

楽しむ

スペインタイルをはじめてから15年以上続けてこられたのは「楽しむ」を忘れなかったから。

新しいデザインを考え、色を決めていくのは生みの苦しみが伴う作業ですが、出来上がりへの期待や喜んでもらえる顔を思い浮かべるととても楽しい作業でもあります。

振り返ってみると、自分が楽しんで作ったものが仕上がりが良く、お客様にも喜んでもらえている気がします。

きれいに仕上げる技術は磨いてきましたが、「楽しさ」がタイルの上に乗っかり、その楽しさのおすそ分けができてるのかな、と考えたりします。

そうやってタイルが笑顔を広げられたらいいなと思い、今日も「楽しく」を大切にお作りしています。

タイル表札 仕上げ